「県民に開かれた参議院選挙候補者選考会議を設置してください」
署名にご協力ください!
「なんの話?」という方は以下の私のながーいユンタクをよんでくださいませ。もし読みたかったらだけどね。
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2018年は名護市長選、南城市長選、県知事選、宜野湾市長選、豊見城市長選、那覇市長選、他にもたくさんたくさんの市町村長選挙、市町村議会選挙がありました、その数実に51件だったそう。そして2019年には県民投票もありましたね。
38才の私は選挙権を獲得してから18年、平和運動に参加するようになってからも18年くらい経ちますが、政治や選挙、平和運動というのは生きていく上で大事な自分ごとだなと思うから参加してきたのと同時に「『上の人たち』が決めたものには従うものだ」という暗黙の了解の存在には常に息苦しさを感じてきました。
どうでもいい話ですが、私は今でも選挙や運動の中で時々出てくる「バンザイ」と「エイエイオー」と「沖縄を返せ」は君が代の時に起立するのと同じくらい「へんなー」でやりたくないので、その場面になったらトイレ行ったり写真撮る人のふりしたり小さな抵抗を続けています。色んな場面で「嫌だな」と思うことがあっても抵抗できない人は渋々受け入れるか、「もううんざりだ」と言って遠ざかるかのどちらかかなと思います。
さて、この18年間、私が耳にタコができるくらい聞かされたのは「いい候補者がいない、人材不足」と「若い人が運動の現場に来ない」と言うフレーズです。ですから、若い人たちが関われる雰囲気にするにはどうしたら良いのか、こんなに素晴らしい人材がたくさんいるのに常に「人材不足」という言葉が聞かれる状況はどうやって打破できるのかを常に考えてきました。
辺野古新基地建設に争ってきたこの23年間の蓄積、2018年の選挙イヤーを走りきった経験、そして県民投票を実現し成功させた私たち。私が関わるようになった18年だけ見ても、私のおじーちゃん世代の言葉を借りるところの「ウチナーンチュの民衆の力」はどんどん大きくなってきていると思うし、だからこそ「『上の人たち』が決めたことだから」とか「ずっと続いてきたことだから」という理由で「なんでかねー」ということが言えないままでいるよりは、思い切って「なんでかねー」って言った方がいいのかなと思うようになりました。
大きな組織やずっと続いてきたやり方を変えるのはとっても難しいし時間がかかることだと思います。でも議論を重ねて試行錯誤していい流れが生み出せるなら、その方がいいんじゃないかなと思います。民主主義はヤマトに向かって掲げるだけじゃなくて、私たちの中でも実践していくのが一番シンプルで尊いかなと思います。
それで、この間ずっと色んなところでささやかれてきた「なんで糸数慶子さんは降ろされたの?」とか「なんで高良鉄美さんは出馬会見しないの?」とか「もう決まったことだから今更遅いんじゃない?」とか「とりあえず心一つにしないと勝てないよ!」という声を「見える化」した方がいいかもなと思っていました。それで今回呼びかけ人に誘われて「いいですよー」と承諾した訳でした。最初呼びかけ人10人くらいだはずという話だったけど、反応がものすごくて「もしかして100人くらいになるかも」ということで期待を込めて「県民の声100人委員会』という名前にしたら数日で150人超、今日の県民大会の会場近くで署名集めしたら始まる前の時間だけで200筆くらい集まったという話でした。もちろん「なんで決まったのにこんなことする」というお叱りも受けたとのことでした、そういう意見も含め、それぞれが持っているたくさんの声が「見える化」されていくといいなと思います。
メンバーのハワイつながりのお兄さんが教えてくれましたが、ハワイでは候補者選考の時点で何度も公開討論会が行われ、市民はポスターを見て初めて知った人たちの中から投票先を選ぶのではなく、ポスターが街に溢れるころにはそれぞれの候補者がどういう考えで何をやりたい人なのかすでに分かってる状態を作る工夫をしているとのことでした。今回、私が理想としているのは高良さん、糸数さんどちらに決まっても出馬会見で二人が笑顔で横に並んでいるというピクチャーです。素晴らしいお二人が互いの力とサポーターを集結させて市民みんなで選挙を作って挑んでいくということになったらいいのになー。