Shinakosan is Okinawan

1981年沖縄市生まれ、那覇市(のはずれ)育ちのウチナーンチュ。言語復興と脱植民地化が研究テーマ、琉球弧がフィールド。学生時代にルイジアナとハワイとロンドンに少し住んであとはずっと沖縄、時々旅人。琉球犬と暮らすのが夢、好きなそばはゆし豆腐そば。ビールとワインと泡盛があればだいたいハッピー。

CIFの市民社会フォーラム

f:id:shinakosan:20181024120029j:plain

CIF(気候投資危機)の市民社会フォーラム。カスタマリーランドのアドボケイトでサモアのFiu Elisaraが「開発途上国、特に先住民族の土地が破壊され、最前線で気候変動の煽りを受ける」と話し、インドの海洋生物学者Archana Godbileは「調査や支援には必ず先住民族の声が反映されなければならい」と語った。私はフロアから「先住民族の声というが私たちの声は日本政府が私たちを先住民族と認めないことで拾われないが」と声を上げてみたが聞いていた日本人の皆さんはやはりスルーしてくれましたよ。日本で開催されるのだから琉球からも参加して欲しいということで世界銀行が私の航空券とホテルを買い招待してくれたのでもっと辺野古の話したかったのに。

西日本で200人以上の死者が出るほどの水害が起こり、愛知では熱中症で小学生が死亡した。滞在している神奈川は沖縄より暑い。琉球でもサンゴの白化現象や台風被害など気候変動は地球に生きる全ての命を巻き込んで進行している。この現代に日米政府が高江の森を切り開き、辺野古の海を埋め立てて新しい米軍基地を作っている。対策と同時に予防の考え方が必要で、だからこそ政治や軍事を「専門外」として無視することはできないはずなのに、日本の偉い学者や腹黒い政治家や金持ち企業の大多数は「可哀想な発展途上国を救うため上にいる私たちが愛の手を差し伸べて差し上げる」という顔をしながら琉球を踏みにじっているように見える、少なくとも私にはそう見えたのだが。