Shinakosan is Okinawan

1981年沖縄市生まれ、那覇市(のはずれ)育ちのウチナーンチュ。言語復興と脱植民地化が研究テーマ、琉球弧がフィールド。学生時代にルイジアナとハワイとロンドンに少し住んであとはずっと沖縄、時々旅人。琉球犬と暮らすのが夢、好きなそばはゆし豆腐そば。ビールとワインと泡盛があればだいたいハッピー。

J.A.P.A.N in bits-WAKE UP!

東洋大学で行われたJ.A.P.A.N in bits-WAKE UP!という興味深い会議に呼んでいただきkeynoteをさせてもらいました。タイトルは"Indigenous Ryukyuan and the Forgotten History of Japanese Colonialism"、オーディエンスの国籍も数も予備知識も知らぬままお話するというのはなかなかチャレンジングでしたが、私なりの精一杯で先住民族の視点から琉球の歴史を振り返り、当事者意識を持って現在直面している言語危機と新基地建設の問題を説明しました。

ラウンドテーブルにはアイヌ民族教育などを研究している北海道大学のジェフ・ゲーマンさんも加わり日本の先住民族であるアイヌ琉球の人々が過去から現在に至るまで経験し続けている抑圧やその相違点について説明したり、オーディエンスからの質問に答える形で議論を深めることができました。これから始まる琉球人の遺骨返還訴訟についても触れました。

先住民族を取り巻く植民地的状況は本当に酷いものですがそれでも対話を重ね脱植民地化を目指していくことだと思ってます。素敵なイベントを企画し私を呼んでくださったチャールズ・カベルさんや彼の学生さんたち、チャールズさんと私を繋いでくださったノリコ・オオヤマさんに感謝します。