Shinakosan is Okinawan

1981年沖縄市生まれ、那覇市(のはずれ)育ちのウチナーンチュ。言語復興と脱植民地化が研究テーマ、琉球弧がフィールド。学生時代にルイジアナとハワイとロンドンに少し住んであとはずっと沖縄、時々旅人。琉球犬と暮らすのが夢、好きなそばはゆし豆腐そば。ビールとワインと泡盛があればだいたいハッピー。

汚染された水道水

ryukyushimpo.jp

日本には公害問題があり、農薬の問題や放射能汚染問題もある。そしてこれまであまり注意は払われてこなかったが基地汚染の問題もある。基地から派生する土壌や河川の汚染問題はアメリカでも深刻な問題として取り上げられている。沖縄でも環境正義の問題を訴えて活動・研究・報道する人たちが存在したが国や米軍は動かず県も重い腰を上げないと指摘されてきた。汚染が分かってからでは、健康被害が出てからでは遅すぎるわけだけど、それでも今からきちんと調査がなされ、対策されなければならない。基地と暮らすということの恐ろしさを改めて感じた朝。

イマージョンスクール

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国連先住民族問題に関する常設フォーラムのサイドイベントで発表したのは、ハワイ語イマージョンスクールであるナヴァヒスクールの高校生グループ。祖先の言葉を学ぶことは単なる語学学習ではなく、その言葉が生きてきた世界、つまり歴史や環境や文化や知恵を生きることであり、祖先と子孫を繋ぐ仕事でもあるということ。5年前に当学校を訪問させていただいていたこともあり、この発表を聞けたことが本当に嬉しかったです。厳しい環境の中で仕組みや現状を批判するだけにとどまらず「私たちはどうありたいか」と考え、時間をかけて話し合い、一つ一つを実現させてきたハワイの人びと。若者たちが国連の場でハワイにおける言語復興を紹介し「私たちは何者なのか」「私たちにとって言葉とは何なのか」を発表するというその事実がまた、これまで尽力してこられた全ての皆さんへのプレゼントであったりもして、発表を聴きながらずっとナダグルグルーしてました。私を含め会場にいた多くの人々が励まされ、彼らが積み重ねてきた努力や成功に感動し感謝しました。沖縄のようにアカデミアとアクティビズムが乖離しておらず、一方的にもたらされた西洋のスタイル、つまり植民者のスタイルに無理して自らを押し込めず、実践することで先住民族らしい本来持っていた独自のスタイルを示していく、なかなか出来ることではありません。沖縄に帰ったらぜひ多くの皆さんとシェアしたいです。

新しい提案

沖縄発 新しい提案実行委員会より
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www.okinawatimes.co.jp

沖縄県内の書店員が一番読んでほしい本を決定する「第5回沖縄書店大賞」のエントリー作品16冊が発表され、沖縄部門6冊のなかの1冊に新しい提案実行委員会編「沖縄発 新しい提案」(ボーダーインク)がノミネートされていましたが、今回、残念ながら、大賞も準大賞にも決定されませんでした。しかし、ノミネートされたことだけでとても光栄な出来事でした。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/405312…
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私も参加したので嬉しいです。まだ手にとってない方はぜひ読んでみてください、私も持ってますので買いたい方いましたらお声かけくださいね。